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 日本美術解剖学会 関西大会2011
さてさて、10月1日に母校成安造形大学で開催された日本美術解剖学会に参加してきました。

さらっとですか報告を。
会場は聚英館3Fホール(僕ら世代では本館棟3回ホール)。
先生からお誘いメールが来た際、学会って正直自分には難しいかなー、とも思ったのですが。
興味のある機会を逃すまい!と、行って参りました。あと、なつかしい顔ぶれにも会えるかなーという期待もあったのですが…。


まずは、布施英利さん東京藝術大学准教授(美術解剖学)の講演からスタート。
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テーマは【手の美術、手の解剖学】というもの。
東京藝術大学の前身である、東京美術学校のお話からはじまり、養老孟司さんの下での解剖学のお話と続き、絵画における手の表現の重要性を熱く、時にシュールな笑いを交えながら進められました。
浅指屈筋、深指屈筋の解剖から探求していたレオナルドの話、フランドル絵画での手の表現、ロダンのカテドラルなど。
回内、回外の時のきらきら星と、肉筆ではなく肉字!とおっしゃられていたのが個人的にツボにはまる。
横の席にいらっしゃったホネホネだんだんちょうと一緒に笑ったのはいい思い出です。


次は、美術解剖モデルのHIROさん。学生時に、クロッキーの授業では、何度もお世話になったモデルさんです。
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テーマは【肩甲上腕リズムと背中のレリーフ】というもの。
1例として肩甲骨の動きをあげられ、図版、実際の解剖から得られる情報と、実際に生きている人間の筋肉、骨はどう動き、どのような形になるのか?というものでした。
フランスでモデルをされていた頃のお話も交えられ(農耕民族版ダビデ…)このテーマは自らの体を使って解剖学を説かれる、日本でただ一人、自身の肉体をつかって解剖学を教えられる、まさにHIROさんのテーマでした。実際、学内で行なわれいているクロッキー授業の写真なども元に、それらを絵画表現にどう生かしていくのか、絵を描いている人間にとってものすごく重要な講演だった。


3人目は北川博道さん(京都大学地質学鉱物学教室教務補佐)の講演
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テーマは【古脊椎動物研究のための解剖学】
専門的な内容も多かったのですが、化石から得られる情報と現生動物との比較、さらに詳細に解剖などをし骨形態の関係を観察する…。
この方の講演で、個人的に印象に残ったのがゾウの雌雄差でのひざ上〜ひざ下の所で、動物の絵を描く事が多い僕にとっては、専門的な見方はとても重要だなと思いました。リアリティを追求、説得力を持たせる事に。
それにしても北川さん、ジョークを交えとてもおもしろい方でした(笑)

4人目は平沢達也さん理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター、東京大学では地球惑星科学専攻で、獣脚類の研究をされていたそうです。
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講演テーマは【古脊椎動物学研究と復元図・復元模型】
図版として起こすときに、研究者自身では限界がある、そんな時に古生物や、解剖学に造詣の深いアーティストと
連携を取れたら、科学者とアーティストとのかかわりについてお話してくださりました。

印象に残ったのが、平沢さんがシカゴで留学されている時に在籍していた研究室では、少人数の研究室であるにも関わらず、専門のアーティストがついているというお話。
※写真はどちらもティラノサウルスの復元図(下は小田隆先生の復元図、実際会場には原画が設置して自由に見れるようになっていました)、その時代時代に更新されていく情報によってどんどん復元図も変わっていくものだと言われていました。


5人目は東山大殻さん(日本学術振興会特別研究員DC)
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講演のテーマは【頭部が作られるプロセス・私が発生に学ぶわけ】
発生学(はっせいがく、Embryology)という、僕は初めて聞く分野でしたが、脊椎動物の顔面頭部はどのような過程をへて進化してきたのか?
というような内容。
講演の後に僕が素人丸出しでシュモクザメの頭はどうしてあんな風になったのですか?という質問にも考えを述べていただきました。サメ、ニワトリ、トカゲの発生したばかりの段階の写真はどれがどの生物か分からないほど良く似ていました。聞きぞびれたけれど、最初にやはり心臓が形成されていくものなのでしょうか・・・?


6人目は小田隆先生(画家、イラストレーター、成安造形大学イラストレーション領域特任准教授、日本美術解剖学会・幹事)
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テーマは【頭骨を描く・人から様々な動物まで】
さて、僕も1年間大変お世話になった小田先生の講演です。
まずは人の頭骨を使った作品、制作過程の紹介から始まり、トラ、キリン、果ては阿修羅!?まで紹介されました。
絵を描く人にとってはかなり面白い講演だったのではないでしょうか。
制作過程については、小田隆先生のブログにてとても詳しく詳細に記載されておられるので気になった方はぜひ、チェックを。

そして、質疑応答の時間。
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かなり笑いの巻き起こる(笑)質疑応答でしたが、気になったのがCGに関する質問でした、この質問のやりとりを聞いていた参加者の方が、後にtwitter上でも意見が交わされていたり新たな展開を見せそう…。
次回もかなり楽しみな日本美術解剖学会でした。


参加させていただいたのですが、僕自身の絵は本当に細密ではないし、専門的な知識を用いて描くわけでもありませんが、他分野の方々の知識や連携によって成り立っている事が本当に面白かったです。
この経験を生かしていきたい。

HONE展〜打ち上げの続きはまた明日。
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(2011/10/04(火) 00:25)

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